古河提灯竿もみまつり

毎年,12月の第1土曜日に行われる,古河市の冬の風物詩です。

市内各団体が,20メートル近い竹竿の先につけた提灯を激しく揉み合いながら,相手の提灯の火を消し合う祭りで「関東の奇祭」と言われております。

この祭りは,江戸時代古河藩領(現・栃木県野木町)であった野木神社の神官が,ご神体の神鉾を奉じて馬に乗り,神社の神領である七ヶ村の末社をめぐる「七郷めぐり」を終え,12月3日未明に帰社するのを,提灯を持って出迎えた人達が,寒さをしのぐために身体を揉み合ったのが始まりで,その名も「お帰り」と言われました。

日光街道の花柳界横山町が会場で,この沿道には,近郷近在から人々が参集し大勢の参拝者で賑わいました。

当日参加した若者たちは,「今夜べぇだ,今夜べぇだ」という掛け声を叫びました。楽しみ羽目をはずしていいのも,今夜だけという意味です。

現在の会場では,高さ約10メートルの矢来を設置し,各団体がぶつかり合いながら提灯のついた20メートル近い竹竿を激しく揉み合うさまは,誠に勇敢です。
(古河提灯竿もみまつり パンフレットより)

古河四小からも毎年たくさんの児童が,子どもパレード,子ども部門に参加しています。
2019年 第159回 古河提灯竿もみまつりの様子